
名前(ふりがな) | ひじり ばなな |
名前 | 聖 芭蕉 |
生年月日 | 平成五年頃 |
性別 | ♂ |
信仰 | 日本アルプスの大自然と、そこから望む北斗七星 |
幼少の頃より槍ヶ岳に住む七星流殺法という武術の凄腕お師匠さんに師事していた、明るく元気いっぱいの無邪気な武術家。
好きな事は戦う事。三度の飯より戦いが大好きな戦闘狂人。彼にとって戦いこそが癒しであり、人と心を通わす手段である。故に、全ての物事を戦いとして捉える節があり、常に見えない何かと戦っている。
強くなるために己に課す修行の数々は全く苦にならないが、学校の授業は給食やお弁当までのお昼寝タイムだと思ってしまっている、いわゆる脳筋。十四歳になる年の正月まで、赤ちゃんは石ころに雷が落ちて生まれてくるものだと思っていた。
好きな女性のタイプは自分の子を産んでくれる人。また、拳で語り合える強い女性が好み。
恋愛はよくわからないのでリードしてもらいたいタイプ。男女の情愛が生活の一部として当たり前だった情熱の場所で生きてきたため罪悪感はないものの、それらは横目に見る程度で日々修行に明け暮れていたため、結果、恥ずかしがり屋で奥手。だが、合法的(正確には条例違反ではあるが)に未成年者に子を産ませられるという事で、結婚にはむしろ積極的。結果、十八で学生結婚する。
大自然の中でのびのびと育ったせいか、おバカで、純粋で、どこか神仏めいた優しい性格をしているが、幼い子供や勘のいい人は、ばななから鬼神の如きただならぬ気配を感じ取るという。そのおかげもあってか、彼に抱っこされた子供は、大きな力に守られる安心感のようなものから、その子供がストイックな修行僧でもない限りは、大抵大人しくなる。
イメージ植物は麻。曲がりくねった蓬の中でも真っ直ぐ生きる。
血筋
かつて魔族と呼ばれ、源氏か神武天皇かどちらかあたりのヤマトの勇者に倒された、古代の豪族の血を引いている。一族が滅ぼされてから先祖は代々、光の巫女やら神官やらヤマトの一般ピープルと混血しまくり、今となっては魔族の霊力である魔力はすっかり薄れていたが、数十年前に血族の中に魔王として覚醒した者が現れてから、すっかり魔力至上主義の魔族ルネサンスに突入している。
ばななに魔力はなく、それ故ゆくゆく一族から冷遇されるであろうことを恐れ、小学校に上がる頃に家を出て、魔力が無くても生きていけるよう武術家を志している。
ばななは、混血した先祖から授かりし、ゆるふわ庶民的霊力によって、また、後の修行で大自然から授かった大いなる力によって、無自覚に妖魔や悪霊や彷徨える魂をフワァ~っと浄化してしまうため、怪異とは無縁で己の肉体こそが全てであるストリートファイトな生活を送っている。
『聖クララ』は従姉妹に当たる。
高校生になってから
十五のある日、お師匠さんから『お前に教える事はもう何もないから、外へ出て見聞を広めろ』と言われたので、東京で開かれるバトル大会への参加を決意。しかし、そのつもりでエントリーしたそれはバトル大会ではなく、東京のお金持ちが運営する人材派遣の新たなバトラーを募集する、すなわち執事採用試験だった。試験内容の『知力』は目も当てられない結果に終わったが、『倫理』が非常に高く、『武力』と『防衛』に至っては満点を叩き出したため見事合格してしまった。勘違いだったとはいえ、都会の冷たい風に吹かれるのもまた修行になるだろうと思い、東京の煉獄高校へ進学する。
執事として派遣された先は乾マミ宅。
解剖の仕事で忙しいマミに代わり、事務的な家の運営と家事全般、そして、まだ幼い二人の居候、乾ウシトラと時渡ユイナの世話を焼く。
弓田乃湯リカコをチョロい体にしてしまった張本人。
体育館物置の踏切板に足を引っ掛けて転びそうになったリカコを抱き止めた事により、以降、彼女にフルメタル……ならぬ、フルジゾウボディ(=石でできたお地蔵さんのように頑丈な体)を狙われている。